透析センター


特徴・特色

 川崎医科大学総合医療センターの透析センターは透析装置20台を保有し、最大60名の透析治療に対応可能です。スタッフ数は、透析専門医2名を中心に、看護師14名、臨床工学技士3名です。

 主に急性期治療を目的とした透析患者さんの維持透析治療を担っています。その他に、透析導入、バスキュラーアクセス機能低下に対する検査、血管内治療(PTA) 、合併症を多く有した慢性維持透析患者さんに対する透析治療を行なっています。また、フットケアを含む末梢血管病に対しても血管外科の医師と連携を取りながら治療をおこなっています。


設備について

 透析センターでは、多人数用透析装置14台、個人用透析装置6台を用い、重症な患者さんに対して、安全かつ効果的な透析治療を行うために、最新医療機器が配備されています。透析装置の機能として、除水に伴い生じる血管内脱水の評価ができるBV計や透析液を用いてプライミング、脱血、返血の作業を全自動で行うことができるD-FAS(Dialysis Full Assist System)機能があります。D-FAS機能を使用することで、鉗子操作など複雑な手技が最小限となるため、安全な治療や作業の省力化が期待できます。

 また、透析情報管理システム (Future Net Web:日機装)を導入し、透析装置、体重計、電子カルテが連動し、透析記録の自動作成を行っております。

 

水処理装置(DRO-NX:日機装)

多人数用透析液供給装置(DAB-30NX:日機装)

粉末溶解装置(AHI-502BHI-502東亜DKK

多人数用透析装置(DCS-100NXDCG-03:日機装,on-Line HDF対応機)

個人用透析装置(DBB-100NX:日機装)

 

個人用透析装置(TR-3000S:東レ・メディカル)


MEの業務内容

 透析センターにおける維持透析治療の介入を行っています。治療前は早出担当者によりプライミング、透析液の濃度側定など行い治療の準備を行います。治療開始作業は、患者さんに穿刺する者と機械操作を行う者と2名体制で行なっています。比較的インシデントが発生しやすい開始前、開始直後のタイミングはダブルチェックを行い、治療の各工程でFNWのチェックリスト機能を用いて確認作業をすることにより、透析治療の安全性を担保しています。

 

 治療中は透析記録、治療中の患者管理、トラブル対応などを行っており、治療終了時は抜針、止血あるいは機械操作、治療後は片付け、体重測定など行っています。また、透析オーダーの介入を行っており、FNWを用いて医師と治療条件を検討し、透析指示書を作成しています。

特殊血液浄化の施行

 家族性高コレステロール血症、巣状糸球体硬化症に対してLDL吸着療法、劇症肝炎に対して血漿交換(PE)、類天疱瘡に対して二重濾過血漿交換療法(DFPP)あるいは選択的血漿交換(SePE)、難治性腹水に対して腹水濾過濃縮再静注法(CART)などを中心に行っています。

保守管理業務

保守管理業務として、始業点検、定期点検、オーバーホール、透析液清浄化を行っています。

始業点検は毎日早出の担当者が行っており、濃度、浸透圧測定、電導度の確認、外部の液漏れ確認、LAN配線の接続確認など行っています。定期点検は透析装置が年2回、RODABAHIBHIなどは年4回の頻度で行っており、透析装置を例にすると、バランステスト、除水テスト、自己診断、内部液漏れ確認など行っています。

オーバーホールはメ各種消耗部品の交換を行っており、メーカーと協力して行っており、装置により異なりますが年に1回~2年に1回の頻度で行っています。

 

透析液清浄化は透析液中のエンドトキシン濃度ならびに生菌の測定を行っており、定期的に検査を行う事により、超純水透析液の基準を満たす透析液の供給を実現しています。

 現在、 on-Line HDF対応機を設置したことから、 on-Line HDFの導入に向けて、on-Line HDFの導入準備を進めております。


透析センターの実績(2016年1月~2017年3月)

年間透析数:5975

 

各種対応件数

トラブル対応 39

臨時修理・部品交換 24

定期交換 62

オーバーホール 16

 

特殊血液浄化件数

LDL-A 14

DFPP 3

SePE 2

CART 5